Risk Management
資金管理とは、生存率を上げる技術である
FXにおける資金管理とは、根性論ではなく「仕組み」です。感情に左右されず、あらかじめ決めたルールに従って資金を守る。ここでは、そのための考え方を整理します。
このページの結論
勝率を上げることよりも先に、「退場しない仕組み」を作ることが重要です。 1回の取引で口座資金の大部分を失わないルールさえ守れれば、学習を続ける時間を確保できます。
7 Principles
生存率を上げる7つの原則
大きく負けない
連勝より重要なのは、致命的な1回の逆行を避けること。損失の上限をあらかじめ決めておきます。
追加入金をしない
含み損を追加入金で埋める行動は、負けを取り返そうとする心理の表れ。ルール化して距離を置きます。
利益は出金する
口座内の含み益は「利益」ではなく「リスクにさらされた数字」。一定額に達したら出金ルールを実行します。
原資を守る
最初に入金した金額(原資)を失わないことを最優先目標に設定し、そこから逆算して取引量を決めます。
ロットを急に上げない
資金が増えても、ロットは段階的に。急なロット増加は、致命的な損失の確率を跳ね上げます。
勝った後ほど慎重に
連勝後は「自分は上手い」という錯覚が生まれやすいタイミング。あえてロットを下げて様子を見ます。
資金を守ることを最優先
利益を狙う判断より先に、資金を守る判断を置く。これが生存率を上げる最も基本的な考え方です。
Flow
損失が発生したときの行動フロー
感情的な判断を避けるために、あらかじめ行動の順番を決めておきます。
① 損切りルールに到達
エントリー時に決めた水準
② 機械的に決済する
感情を挟まず実行
③ チャートを閉じる
取引を一旦離れる
④ 追加入金をしない
その日は判断を保留
⑤ 振り返りを記録する
次の学習材料にする
Calculation
ロットサイズの考え方
ロットは感覚で決めるものではなく、許容損失とストップ幅から逆算します。
ロット数 = 許容損失額 ÷ ストップ幅(pips)÷ 1pipsあたりの価値
| 口座残高 | 許容損失(2%想定) | ストップ幅 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 50,000円 | 1,000円 | 20pips | 1トレードの損失を残高の一部に固定する |
| 100,000円 | 2,000円 | 20pips | 残高が増えてもリスク率は変えない |
| 300,000円 | 6,000円 | 20pips | 金額が増えても計算の考え方は同じ |
※ 上記は考え方を示す一例です。許容損失率は個人のリスク許容度によって異なります。
注意
資金管理のルールを守っていても、相場に「絶対」はありません。本ページは一般的な考え方の解説であり、 特定の投資成果を保証するものではありません。取引の最終判断はご自身の責任で行ってください。